小川町に伝わる伝統の味を
地域の食卓に届ける


田中 邦男さん

養蚕を営む農家に生まれた田中さんが力を注いでいるのは、地域に古くから伝わる農産物の栽培だ。現在、無農薬で育てた小川町の在来大豆を地元の豆腐店に卸している。丹精込めて作られた大豆には甘みがあり、煮豆や枝豆にしても味わい深いと評判だ。「養蚕が盛んだった時代から受け継がれてきた品種で、昔はあぜに植えた桑の木の陰に撒いていたもんで、“木障豆(日陰の豆)”と呼ばれていたんですよ」

もう1つの柱となっているのが、のらぼう菜。生命力が強く、天明の大飢饉の際に人々を飢えから救ったと伝わる町の特産品だ。手作業の収穫を一人でこなすのは大変だが、畑で実際に摘み始めると思わず表情がほころぶ。「茎が柔らかくてお浸しにするだけでおいしい」自慢の味は、時代を超え、学校給食として子どもたちのもとへも届けられている。


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