生きる知恵は畑から
“ゴミ”も立派な資源に


阿部 浩之さん

市販のものはなるべく買わず、自然に還るものを。毎日炊くご飯のとぎ汁は液肥の原料に、町内の保育園から出る生ごみは堆肥づくりに。農家の悩みの種であるはずの草も、「草マルチ」を実践する阿部さんにとっては貴重な資源だ。「刈り取った草を作物の周りに敷くだけで、雑草はもちろん、暑さや寒さから野菜を守れます。草のなかにいる虫たちによって微生物の動きが活発になるので、土も作物もよく育つんです。わら布団のようで、野菜も気持ちよさそうでしょう」と屈託のない笑顔を見せる。

高校時代に朝鮮太鼓を習い、訪れた韓国で戦時中の体験を聞いたことが、今も心に残っているという阿部さん。都内の飲食店で働いた後に有機農業に出会い、その生き方に惹かれた。「暮らしの工夫を重ね、種をまいて育てる農業は、平和に一番近い生業なのかもしれない」


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