老後の楽しみに始めた果樹園
小川町でもここまでできるんだ!と多くの人に知ってほしい


久保 武さん


約10年前まで桑畑だったという場所に広がるぶどう棚。久保さんご夫婦は現在、巨峰やマスカット、ピオーネなど6種類ほどのぶどうを育てている。「老後の楽しみに果樹園をつくろうと思っていて、巨峰が好きだったのでぶどうの樹を植えました。秩父の先生に3年ほど教わりながらつくっています。ぶどうは、つくり始めて4年までは我慢。5年目でやっと大人の木になって量産ができるようになります」

土の乾燥と雑草を防ぐため、ぶどうの木の根元には丁寧に藁が掛けられている。与える肥料はバーク堆肥アミノ有機や微量要素とや有機堆肥、もみ殻、食品残渣を発酵させた自然のもの。実は小川町の気候は必ずしもぶどうの栽培に適したものではないという。「小川町にも昔はぶどうをつくっている人がいたそうですが、今はみんな辞めてしまって誰もいない。なんとか頑張ってここまでのものができるようになりました。ぶどうづくりでいちばん大切なのは、食べて安心なぶどうを作ること。素手で触らないこと(S-GAP達成水準の実践)。あとは我慢して多くの房や実をつけさせない。摘房といって、栄養を集中させて強くて甘いぶどうをつくるためのものだけど、そこは少し決断が難しいですね」ぶどうが好きで果樹園を始めた久保さんは少し切なそうに笑う。

 

「今後は生産体制や販売ルートを整えて、小川町でもここまでできるんだ!ということをもっと多くの人に知ってほしい。もしやりたいという人がでてくれば、できることを伝えていきたい。そういったことを開拓していければいいですね」


久保さんのぶどうを買うなら
JA直売所
道の駅おがわまち など
あなたにおすすめの記事